カビが心配! 結露は大丈夫?
侘蔵の家は、カビ・結露に強い家
侘蔵の家はカビ・結露への対策が、徹底的です。
ハウスメーカー等で家を建てる方で「どんな家も結露するもの・・・」と諦めていらっしゃる方も、たまにお見かけします。
でも、あきらめないでください。
家の建て方次第で、結露は防ぐことができます。
カビって、どんな条件で発生するの?
温度20度以上、湿度70%以上でカビ菌が発生・繁殖
結露の大きな問題は、カビの発生につながること。
そもそもカビが、どんな条件発生するのかご存知でしょうか?
室内の快適な温度はおよそ20〜23度。
そのとき湿度が70%以上になると、カビ菌が発生します。
「無垢材」と「新建材」で比較実験
侘蔵で使っている「無垢材」と、一般的なハウスメーカーで使われている「新建材」で、比較の実験をしました。
表:同じ23度の部屋で、材木ごとの湿度
材木 | 湿度 |
---|---|
新建材 | 79% |
無垢材 | 46% |
「新建材」の部屋は、湿度が80%近く。
「無垢材」の部屋は、湿度50%以下。
部屋の温度は同じなのに、湿度が30%以上も違います。
「新建材」の部屋は、温度によっては結露でベタベタになっていそうですね。
これではカビが発生する部屋になってしまっても、おかしくありません。
この実験でわかる事は、湿気を調整できる材料で家を建てれば、カビ・結露に強くなる…ということです。
侘蔵の家はカビ・結露に強い!
3つの理由
カビ・結露に強い理由1
含水率15%以下の無垢材を使っているから
侘蔵の家に使われる無垢材は、徹底的に「乾燥」にこだわっています。
具体的には含水率15%以下の無垢材を使っています。
先程の実験で、なぜ無垢材の部屋は湿度を調整できたのか?
それは無垢材がしっかりと乾いていて、湿度が高い時は湿気を吸収してくれるからです。
「含水率」って何?
上の図は、木材に含まれる水分を%で表したもの。
木は植物なので、伐採前は地面から吸い上げた水を幹に通し、枝葉に送っています。
そのため大量に水分を蓄えており、伐採後もなかなか水分が抜けません。
そこで水分量を「含水率」として算出し、一定の基準を設けて品質の目安にしているのです。
無垢材ならどんな材でも湿気を吸ってくれるかというと、そうでもありません。
大切なのは含水率。
ハウスメーカーや工務店の含水率と、ぜひ比べてみてください。
カビ・結露に強い理由2
壁・ボードも調湿機能がついているから
侘蔵がこだわっているのは、木材だけではありません。
壁・ボードについても、調湿機能のあるものを採用しています。
お部屋の用途や、予算に応じて、3種類の壁・ボードをご用意いしています。
中霧島壁
中霧島壁(なかきりしまかべ)は、最も調湿機能の高い壁です。
人工では作ることができない「シラス」を利用した自然素材。
一年を通じて水分量の多い「島国」日本に最も適した素材です。
→ 詳しくは「中霧島壁」Webサイトへ
珪藻土
珪藻土(けいそうど)も日本の風土に合った、調湿機能の高い自然素材です。
お風呂上がりに使うマットにも、この珪藻土が使われていることがあるので、ご存知の方が多いかもしれません。
珪藻土入りクロス
予算の都合で、中霧島壁や珪藻土が使えない場合には「珪藻土入りクロス」をご提案いたします。 一般的なクロスよりも調湿機能が高く、安心できる素材で作られています。
カビ・結露に強い理由3
土台にヒバ材を使った上で、常に乾燥させる工法だから
室内の材料だけでなく、もちろん土台の材料選びも大切です。
侘蔵では、土台に「ヒバ材」と呼ばれる、非常に腐りにくい木材を使っています。
ヒバ材は強度があるだけではなく、水気に強い木材です。
床から上がってくる湿気を抑えます。
さらに工法にも工夫
「基礎パッキン工法」と呼ばれる工法を採用し、湿気に対して非常に強い土台になっています。
従来の工法ではダメなの?
従来の方法ではコンクリート基礎の上に、直接土台を乗せていました。
しかしコンクリートは吸水性があり、土台を腐らせる原因になります。
そのため昔は、防腐塗料を基礎との接地面に塗っていました。
あるいは防水シートを敷いて施行したこともありました。
いずれにしても、常に乾燥させる発想ではありませんでした。
「基礎パッキン工法」は、土台を常に乾燥させる工法です。
床下の換気量を多くしつつ、基礎と土台を直接触れさせないので、丈夫で湿気に強いのです
なぜ結露に強いの?
家作りに重要な3点全てで、カビ・結露を防いでいるから
1.材木(含水率15%以下)
2.壁(調湿機能を確保)
3.床(ヒバ材を常に乾燥)
カビが発生する環境を作らないことが大切です。